東京オリンピックに向けた道路標識グローバル化

道路案内標識が英語表記に変わる?

2020年に控えた東京オリンピック。
それに向けて現在、競技場設立やグローバル環境整備、ホテル建設やボランティアの増員など、様々な部分でオリンピックに向けた対策が行われつつありますが、そんなオリンピックに向けた対策の一環として注目されているのが、道路標識の英語表記への変更に関してです。

「車などを利用して国内を走る外国人も増えることが予想されるため、事故を防止するためにも、道路標識をわかりやすいものに変えるべきではないか?」
「英語標識や、海外でも共通して使われているような標識に変えるべきではないか?」
このように、様々な議論が交わされ、方向としては、標識が徐々に英語化していこうかと検討されている最中であるそうです。

英語標識は果たして本当に必要なのか?

車やバイクを利用する外国人旅行者は確かに増加傾向にあり、必要に応じて、日本語表記のものを英語に直さなければいけないという部分ももっともな意見ですが、あまり現実的な意見ではないとして、批判をされている部分も多くあるようです。
全て英語表記のものに変えるとなると、全国各地に現在いくつもの標識があるのか、それらすべてを変えるとなると、いったいどのくらいの予算や時間がかかるのか見当もつかない点が理由として挙げられます。

もちろん、観光客が訪れる可能性が高い都心方面などを中心として標識を変えるという案を出している方もいるようですが、それもそれで手間暇お金が必要以上にかかることに変わりはありません。
果たして本当に必要な費用なのか、やるだけの価値があることなのかなどを慎重に見極めて判断を行わないと、結果として無駄な出費に繋がってしまう可能性があると言えるでしょう。

標識変更は止まれのみ?

現在話し合いが行われている段階では、道路標識、特に一時停止などの事故が起こりやすい部分の標識のみを変更する案が出されているそうです。
止まれの部分が特に対象となっているそうで、逆三角形の標識の形を、八角形の標識にして、海外からも馴染みのある形にしようという点が、納得がいかない方も多いと言われています。

代替案としては、ステッカーなどのハリはがしが自由にできるタイプのものを利用して、STOPという文字を張るだけでも十分効果があるのではないかと言われているようですが、現在も話し合いは並行しているようで、今後どうなっていくのか気になる部分だと言えるでしょう。

日頃運転をする機会が多いライダーからしても、道路標識は非常に重要な部分となりますので、変わるなら変わる、現状維持なら現状維持と、早め早めに結論が出てほしいと願う方は少なくないと言えるでしょう。

 


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