乗り始めて
このビッグスクーターに乗って何年になるかなあ。
どんなバイクでも絶対そうだと思いますが、バイクっていうのは乗れば乗るほど「思い出」みたいなものができる乗り物です。僕はこのビッグスクーターに乗って、たくさんの思い出ができました。だから、古くなってもなかなか手放せないんですよね。僕の今のビッグスクーターは状態がいいとはいえ中古で買っているし、それを思ったら「そろそろ手放していいんじゃない?と言われるところまで乗っています。実際、新しいバイクもたくさん出てて「このバイク良いな~」とか「これ乗りたいな~」なんてバイクもいっぱい。
中には憧れのバイクもあったりして、ビッグスクーターのすごさみたいなものも感じています。
でも、今のバイクを手放そうとは思わないんだなあ。むしろ、どんなに新しいバイクが出てきても「このバイクだけはとっておきたい」って思う。これを売って別のバイクを買うのがベストなんだろうけど、売りたくない(笑)。そんな僕のバイクへの思い入れを、少しだけご紹介したいと思います。
初めて彼女を乗せた時
ビッグスクーターを運転していて、一番緊張したのは「彼女を乗せた時」かなあ。
今でこそなんでも話せる彼女ですが、当時はまだ付き合い始めたばかりで、話をするのもすごく緊張したもんです。
僕はレストランとかバーとかぜんぜん詳しくないのですが、彼女に良い印象をもってもらいたくて雑誌やネットで評判がいいところを探して。一度のデートがめちゃめちゃ大事でしたね。
だから、初めてビッグスクーターに彼女を乗せるときは頑張ってビッグスクーターを磨いたなあ。別にいいバイクとかじゃないし、思い切った改造をする勇気もなくて(だって僕が改造して事故ったら困りますし)、だからひたすら磨いて見た目をよくするしかなかった(笑)。それでも、彼女はすごく喜んでいくれました。
正直。最初は「ビッグスクーターなんて馬鹿にされるかな」なんて気持ちもあった。やっぱりでかくてかっこいい普通のバイクのがいいよなあと。あっちのがおとこらしいよなあと。
だから恥ずかしかったのですが、彼女は何も悪くいうことなく「いいね」と言ってくれて、それが嬉しかったんですよね。好きな子に好きなものを褒められるって嬉しいね。今後もそういう感動を大事にしていきたいです。
彼女との年数のぶん、このビッグスクーターも古くなってるんですよね・・・。それを思うと、ちょっと切ないな・・・。