レジェンドライダーの名が付いたケニーロード

ツーリングを愛するライダーにとって、絶景ロードは心を満たす特別な存在です。熊本県の阿蘇地域にある「ケニーロード」は、その中でも注目のスポット。この道は、70年代から80年代にかけて活躍した伝説的なレーシングライダー、ケニー・ロバーツ氏の名が冠されています。阿蘇の大自然と絶景を楽しみながら走ることができるこのコースは、多くのライダーに愛されています。

ケニーロードとは?

ケニーロードは、正式には「グリーンロード南阿蘇」の一部で、南阿蘇村と西原村をつなぐ広域農道です。南側の阿蘇外輪山を走る約25㎞のワインディングロードのうち、特に東端から西村牧場までの約17㎞が「ケニーロード」として親しまれています。

この道は、ケニー・ロバーツ氏がプライベートで阿蘇を訪れた際に好んで走ったコースのひとつ。そのエピソードから2015年に正式名称として登録されました。滑らかなカーブが続くコースと阿蘇の壮大な自然が融合した景観は、まさに走る喜びを感じられるルートです。


ツーリングコースの魅力

ワインディングを楽しむ

ケニーロードの特徴は、なんといってもライダーを魅了するワインディングロード。適度なカーブが連続し、走り応えがあります。カーブの先に広がる景色は目を見張る美しさで、特に晴れた日には阿蘇五岳の壮大な姿やカルデラの田園風景が広がります。

道路幅も十分に広く、舗装状態も良好。初心者からベテランライダーまで、安心して楽しめる設計です。直線的な走行では得られないライディングの醍醐味を味わえる場所といえるでしょう。

阿蘇の自然と融合

ケニーロードでは、南阿蘇特有の自然が織りなす景観が最大の魅力。四季折々の変化が楽しめ、春には新緑、夏には青々とした草原、秋には紅葉、そして冬には雪化粧と、何度訪れても新しい表情を見せてくれます。


周辺の名物を楽しむ

ツーリング中の楽しみといえば、地元ならではのグルメ。ケニーロードの周辺には、立ち寄りたいスポットが多数あります。

南阿蘇の湧水と田楽料理

南阿蘇は名水百選にも選ばれるほど、水の美味しさで知られています。特におすすめなのが「白川水源」。ツーリング途中に立ち寄り、新鮮な湧水を味わうのも良いでしょう。近くには地元の食材を活かした田楽料理を提供するお店もあり、疲れた体をほっこり癒やしてくれます。

阿蘇のソフトクリーム

走行後のデザートとして立ち寄りたいのが、阿蘇のソフトクリーム専門店。牧場直送の新鮮な牛乳を使った濃厚な味わいが特徴です。西村牧場では、搾りたてのミルクを使ったスイーツを堪能できます。

赤牛料理

阿蘇地域の名物である「赤牛」。特に南阿蘇では、赤牛を使った料理を提供するレストランが多く、赤牛ステーキやハンバーグは必食です。ボリューム満点で、走り切った後の満足感もひとしおです。


途中で立ち寄りたいスポット

白川水源

南阿蘇村に位置する白川水源は、名水百選にも選ばれた湧水地。澄み切った水がこんこんと湧き出る姿は清らかで癒やしを与えてくれます。ケニーロードのドライブ途中に立ち寄ることで、リフレッシュできるポイントです。

阿蘇ファームランド

家族連れや友人同士でも楽しめる複合施設「阿蘇ファームランド」も見逃せません。地元の特産品を扱うショップや温泉施設、レストランなどが揃い、短時間でも十分に楽しめます。

大観峰

阿蘇地域を代表する絶景スポット「大観峰」もおすすめです。ケニーロードから少し足を延ばすだけで、阿蘇の大自然を一望できるパノラマが待っています。日の出や夕暮れ時には特に感動的な風景を楽しむことができます。


ツーリングの準備ポイント

安全運転のために

ケニーロードはワインディングが続くため、しっかりと準備をして走行に臨みましょう。特に初めての方は、カーブの先の景色に見とれすぎず、しっかりと速度をコントロールすることが重要です。

天候に注意

阿蘇地域は天候が変わりやすいことで知られています。出発前に天気予報を確認し、急な雨に備えてレインウェアを用意しておきましょう。

写真撮影スポット

絶景ポイントが点在するケニーロード。お気に入りの景色を見つけたらバイクを停め、記念撮影を楽しむのもツーリングの醍醐味です。走行中は無理せず、安全な場所に停車してから撮影しましょう。


まとめ

熊本県のケニーロードは、ライダーにとって憧れのツーリングコース。ケニー・ロバーツ氏の名にふさわしい道で、阿蘇の雄大な自然とワインディングロードを満喫できます。途中の立ち寄りスポットやグルメも充実しており、1日を通して大満足のツーリングが楽しめるはず。

ケニーロードでの走行を通じて、ライディングの楽しさと阿蘇の魅力を再発見してください。次回のツーリング計画にぜひ加えてみてはいかがでしょうか?


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: